アウトドア・スポーツ

【大台町】三重県にある日本三大峡谷の大杉谷峡谷は多くの滝と橋、日本の原生林が楽しめる登山道1日目

三重県大台町には日本三大峡谷である大杉谷峡谷があります。
日本三大って言われるとどうしても行きたくなってくるんですが、工程が1日ではなく、山小屋に宿泊して2日間ということでなかなかタイミングがありませんでした。

山小屋が4月の初旬にオープンするので、梅雨の前で山ヒルが出て来ないタイミングで、シーカヤックメンバーで行くことになりました。
なぜか海ではなく山なんです。

今回の登山のスケジュールは、大杉谷登山センターのウエブサイトを参考にしたルートです。

https://www.oosugidani.jp/

人気の登山ルートは、大杉谷登山口から奈良県の大台ヶ原へ抜ける1泊or2泊で行く登りルートか、大台ヶ原から大杉谷

登山口へ抜ける下りルートがありますが、大杉谷登山道は中級レベルで、滑落事故なども起こることもあります。
僕らはほぼほぼ初心者なので大杉谷登山口から桃の木山の家までの往復ルートになりました。

大杉谷峡谷とは

大杉谷峡谷は、三重県大台町の日本一の清流宮川の上流部、吉野熊野国立公園内にある峡谷で、国の天然記念物(天然保護区域)にも指定されています。
登山コースには、日本の滝百選の七ツ釜滝を含めて7つの滝、11の吊橋を楽しむことが出来ます。

詳しい内容についてはこちらをご覧下さい

https://www.nakasete.com/oodai-osugidani/

大杉谷峡谷ってどこにあるの(アクセス)

大杉谷峡谷へ向かう大杉谷登山道は毎年11月下旬~4月下旬は閉鎖されています。
大杉谷登山道登山口は、自家用車でいくと道路幅が狭く、対向も困難であり、駐車スペースも少ない(かなり)ことから、結構な確率で駐車できない場合があります。

駐車できないと、登山口までの道がずーっと細いので路駐という訳にはいかず、最悪数キロ戻ったところに駐車して歩くことになりかねません。
出来るだけ 道の駅奥伊勢おおだいから出発する「大杉谷峡谷登山バス」を利用することをおすすめします。
という訳で、各交通手段でのアクセスは下記の通りです。

車でのアクセス

国道42号線から、大台警察署のある交差点を宮川に沿って道なりに1時間弱ぐらい進んでいくと大杉谷登山センターがあります。
そこから更に、赤い橋を渡って、道なりに進んでいくと駐車場があります。
ただし、台数が少ないので自己責任で行って下さい。
宮川第3発電所まで行くと行きすぎですよ。

大杉峡谷登山バス

道の駅奥伊勢おおだいから大杉谷登山口までのルートを運行しています。
完全予約制で運行しているので、エス・パール交通株式会社へお申し込み下さい。
運行距離約45km  走行時間約1時間30分

時間が決まっているので時間厳守ですよ。

大杉谷登山口行き

10:30発 道の駅奥伊勢おおだい
10:45発 奥伊勢フォレストピア
※大杉谷登山センターでトイレ休憩と登山届提出
12:00着 大杉峡谷登山口

道の駅奥伊勢おおだい行き

12:10発 大杉峡谷登山口
※大杉谷登山センターでトイレ休憩
13:25着 奥伊勢フォレストピア
13:40着 道の駅奥伊勢おおだい

ツアー料金 1名2,500円 最少催行人数4名より
1ツアー最大 25名まで

詳しい内容はこちら
http://www.ma.mctv.ne.jp/~s-pearl/tozanbus.html

タクシーでのアクセス

自分達のペースで行きたければ一番オススメ。
この辺りのタクシー会社は、大杉谷登山口まで行くのは慣れていますし、人数が多い場合は、バスとそれほど金額は変わりません。

大台町のタクシー会社は下記の通りです。

滝原西村ハイヤー有限会社  0598-86-2007
宮川タクシー有限会社    0598-76-0112
三瀬谷上村タクシー有限会社 0120-081030

大台ケ原ビジターセンターについて基本的なこと

大台ケ原ビジターセンターの開館時間は9:00~17:00までです。
休館日は、大台ヶ原ドライブウェイの冬季閉鎖期間と同じで、毎年11月下旬~4月下旬となっています。
シーズン中はずーっと開いていますので、是非とも訪れてみてください。
入館料無料で、大台ヶ原に関する情報を収集することができます。

名称 大杉谷登山センター
住所 三重県多気郡大台町大杉140-40
電話番号 0598-78-3338
開館時間 8:30~17:00
休館日 年中無休
サイト https://www.oosugidani.jp/

大杉谷登山道までバスで行こう

それでは待ちに待った初大杉谷登山。
前日は十分に休息をとって、チャレンジです。

朝食は大台町のふるさとプラザもみじ館のカツサンド。

めっちゃデカイし、安いし、、、何よりソースとマヨネーズでうますぎる♪

https://www.nakasete.com/odai-momijikan/

大杉谷登山口までは交通機関は無く、駐車場も数台しか止める事ができません。
今回は6人での登山でしたし登山センターも推奨している登山バスを利用することにしました。

10時30分にバスが出発するので、10時に道の駅奥伊勢おおだいへ集合です。

地元のバス会社であるエス・パール交通株式会社さんがバスの前にテーブルを出しているので、受付し行きと帰りの分の乗車料金5,000円の精算をします。
休日だったのもあってバスは満席。
両側2席の大型のバスにのって快適に進みます~。

そこから40分~50分ぐらいで、大杉谷登山センターに到着します。
ここで事前に準備してあった登山届とトイレを済ませます。

この先は一気に道幅が狭くなり、対向も困難になることからマイクロバスに乗り換えて向かいます。

左側1席、右側2席の少し窮屈なバスですが我慢我慢。

車窓からは山と宮川ダム湖の景観が見えてイイ感じです!

少し水が減っているみたい。

そんな感じで、12時ぐらいに大杉谷登山道手前の駐車場に到着しました。

大杉谷登山

到着したら、トイレを済ませ、早速登れる準備をして、いよいよ大杉谷登山スタート。
トイレはここが最終で桃の木山の家まで何もありません。
大杉谷に入山される方への看板があり、注意点を確認します。

中級の登山道ですと書いてありますが、どっちかというと初心者なんで心して進みます。

そのままアスファルトの道を進んでいきます。

機械音のする宮川第三発電所があり、その横を通り抜けると登山道が始まります。

登山口入り口手前に、ランプと警告があり不動谷ダムから放流中ですってメッセージが何か怖い。

その前に宮川ダムの上流に不動谷ダムがあるって始めて知ったなぁ。

登山ルートがあり、大台ケ原までの地図です。

大台ヶ原まで抜けるのの中間点が桃の木山の家ぐらいなんですね。
交通手段が確保できるなら一度は抜けてみたいですね。

次は警告看板。

転落、死亡事故、、、、、脅しが強いです。
でも、ここまできて言われましても・・・・・。気をつけます。

大杉谷登山道の入り口

少し階段をのぼって進むとその先には、大杉谷登山道といえばこの扉。

始めて実物を見たけど、何度も見た記憶があります。
いよいよ、本格登山開始ですね。

序盤がクライマックス?!
勘違いしてしまいそうな光景ですが、一番最初が岩盤を人が通れるだけ削ってあり、鎖を伝って歩くルートです。

左側は数十メートルの崖っぷち・・・・・そして意外と足場が悪い。

下はまさにエメラルドグリーンの宮川なんですが、、、、、キレイ!!!

とは言ってられないスリル感ですよ。

高所恐怖症には恐ろしすぎて、手に汗にぎりながら鎖からは手が離せん。

途中なんて、地面が崖に向かってナナメ向いているので、何かの拍子に滑ったらアウト。

序盤からこれでは先が思いやられます。

恐怖ゾーンが終了して、落ち着いて川を見るとこれって凄くない?

今すぐにでも飛び込みたいぐらいいい色しています。
これぞ大杉谷って感じです。

勾配もあまりなくって、快適な登山道に変わりました。

こういうのが一番好きなんですが、登山なんでそんな訳もなく・・・体重が重いので登山苦手なんです。

吊橋や滝を楽しみながら進む

楽しみにしていた大日嵓吊橋。

大杉谷の良いところは吊橋と滝があることで、単調じゃありません。
橋の揺れと高さのスリル。

そこから見える景色はほんとうに気持ち良くって楽しいですね。
もちろん吊橋が丈夫に作られてて安心感があるからいえること。

ちょうど新緑の時期だけに、水の流れと木々の緑がきれいですね。

水の流れを見ていると癒されます。

能谷吊橋の高さは結構低め、、、
河原を歩いても、橋を渡っても良いって感じ。

なかなか吊橋を下から見ることってありませんよね。

地獄谷吊橋というまがまがしい名前の吊橋もあり。

地獄に送られてしまいそ。

ところどころに吊橋があるので楽しんで、写真撮影しながら進んでいきます。

峡谷なので、山頂に向かう山ではないので、本当に歩きやすい。

登りっぱなしなら休憩を頻繁に取らんとあかんところです。

途中に苔に覆われた石の森が広がっているスポット発見。

大杉谷は全国トップクラスの降水量があり、苔が育ちやすい環境になっています。

ただし、奥伊勢宮川峡県立公園になり、苔などの持ち出しは禁止ですので注意手して下さい。
余談ですが、屋久島で見た苔むすの森も凄かったなぁ。

https://www.nakasete.com/yakushima-shiratani/

山だけでなく、宮川も平行しているので、ちょっと休憩に河原におりていって顔を洗うことも出来ます。

冷たくて気持ちいいなぁ。

川の色やばすぎる・・・。

ところどころで鎖場があり、危険なんで慎重になり渋滞も出来ます。

宿もあるのんびり登山なんで焦らずゆっくり。
こういうのいいなぁ。

多くの人が登っているので、疲れたら抜いていってもらったり、気を使いつつ進みます。

年齢は若い方なんですが、抜いていかれる方は年配の方が多くって、自分の体力のなさが情けなくなってくる。
まぁ、この体は重りを背負っているのと一緒かぁ。

そして次は日浦杉吊橋です。

今までの吊橋とは違って金属をふんだんに使った、ガチッとした吊橋で安定感抜群。

吊橋といってもいろいろあるのも面白いですね。

まだまだ序盤は元気に歩く。
こんな山道は足にクッションが効くので歩きやすい。

ところどころに滝ではないが、水が湧き出てきています。

ひとつひとつが絵になるし、さすが水がきれいすぎる。

木々の隙間から山のてっぺんから水が落ちるような千尋滝が見えてきます。

このあたりが、中間地点かな。。。

という訳で、最初の休憩場に到着しました。

結構、大き目の東屋になっており、日差しも避けることが出来て快適です。

登山マップがあり、確認すると確かに半分ぐらい。

でも、道はこれからが険しくなってくるので心してのぼらなければ。
千尋滝の看板があり、なるほどこっちからの方が全景を楽しむことが出来ますね。

う~ん、、、滝は癒される。

ベンチでじっくり休憩、、、、エネルギー補給をしますが、なかなか足が動かず結構休んでいたかも。

重い腰をあげて進むと、いよいよ本格登山突入です~。
鎖場+急勾配がはじまりました。

今までのように普通に歩いてはいけませんから。
このあたりになると、手と鎖を使ってクライミングみたいになってくる。

ペースは一気にダウンして、左側には崖があるので慎重に進みます。

アップダウン、木の橋などなどアドベンチャー感が増してきます!!

しんどい反面、少しワクワク。
この非日常感が楽しいな。

そして、少し先に見える絶景は、、、、大杉谷登山のメインスポットシシ淵ではないですか。

早く、あの場所に行きたいと足取りも軽くなります。
岩と岩の隙間を通ると湧き水のシャワー!!!

暑くなった体をクールダウンしてくれます。

岩と岩の間から差し込む光。

奥に見えるのはニコニコの滝なんですが、めちゃくちゃ神秘的。
この場所だけ凄く涼しくって、汗もひいて過ごしやすい。
大きな岩の上なんで寝転んでいるといつまでもいられそう。
というか、もう登りたくない、、、ここで寝たい気分です。
エメラルドグリーンとはまた違うブルーの水です。

でも、まだ先は長いということで進んでいきます。
ここにも木製の扉があり、どこに向かうのかという感じ。

ここから、登りも更にハードになります。

奥に進むと、シシ淵からみ見えたニコニコの滝も近くで見えた。

一直線に落ちる水は迫力あるけど、なんでニコニコなんやろか?
ちょっとしまらん名前ですね。

平等嵓吊橋。

ここは非常に長い橋で、川と岩場の迫力があります。

ナナメ上から写真が撮影できるここはフォトジェニックスポットですね。

この景色こそが、大杉谷の秘境って雰囲気を感じさせますね。
高さもあって迫力のある橋でした。

もうつかないかなぁ~って何度思ったことか。
そして、吉野熊野国立公園大杉谷の看板を発見。

最後の吊橋を渡ると桃の木山の家に到着です。

吊橋わたってすぐ山小屋ってシチュエーションに感動しましたよ。

https://www.nakasete.com/odai-momonokiyamanoie/

それにしてもデカイ!!!山小屋ってレベルじゃない気がしますよね。

https://www.nakasete.com/odai-osugidani0522/

https://www.nakasete.com/oodai-osugidani/

https://www.nakasete.com/kamikitayamamura-odaigahara/

RELATED POST