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【屋久島】4月の縄文杉は気候も良く、混雑もなく快適に登山ができた

屋久島に来た最大の目的は縄文杉を見ることでした。
滞在2日目にして、この夢が叶う大切な日。

帰ってきて率直に

縄文杉最高。

そして、そこまでの工程も含めて本当に素晴らしくって感動しまくってました。

見る場所、見る場所が全てが絵になる景色。

唯一無二の自然。

バスで荒川登山口へ向かう

朝の3時半に起きて、4時には送迎に来てくれるってことでしたが、起きたら4時を過ぎているという悲劇、、焦って焦って準備して外に出るとちょうど迎えがやってきました。少し遅れてたみたいで良かった。
誰かのブログで寝坊して行けなかったという記事を見て、注意していたつもりでしたが自分が寝坊してたらシャレになりません。

まだまだ真っ暗な中出発。
途中で一緒のツアーの女性2人を乗せて屋久杉自然館へ向かいます。
ここには駐車場があるので、車を駐車していきます。
縄文杉は荒川登山口からスタートするんですが、冬季以外は、マイカー規制(自動車、バイク、自転車等)されており、ここからバスに乗っていくしかありません。タクシーは認められているそうですが、余分な費用がかかるのでやっぱりバスで行くべきです。
が、、ここで準備している際に登山靴をお願いしていたのですが、手違いによりまさかの登山靴がない・・・・結局、今履いている運動靴で登ることに。
10時間にも及ぶ道のりをちゃんと歩けるのか先行きが不安になります。

バス乗り場からは順次発車しており、チケットを持っていても、バスの列に並んだ順番になるので早く行く方が登山口に到着する時間が早く、余裕を持って効率よく登ることが出来ます。


ちなみにずーっと人が並んでおく必要はなくって、列にザックを置いておけば並んでいることになります。


5:17にバスに乗車して出発。


まだまだ真っ黒な山道を30分ほど揺られて登山口に到着します。
休憩所の中でまずは、腹ごしらえで朝予約しておいた島むすびのお弁当をいただきます。
これから10時間の長旅なのでしっかりエネルギーを補給しておかんと。


定番のおにぎりと焼き魚、ウインナー、かぼちゃの天麩羅、ゆでたまご、こんぶ、漬物と入っており!うん、、、うまい。
ザックに入れれるように汁が垂れないメニューになっています。

■島むすび
住所   鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦2452-54
電話   0997-42-0770
営業時間 4:00~21:00
定休日  年中無休

縄文杉に向けて登山スタート

ここから荒川登山口になります。


登山届けも忘れないように。

トイレなども完備しているのでここで準備万端にして出発!!!


以前に木材の搬出や食材の運搬、住民の足に使われていたトロッコの線路にそって歩いていきます。

とにかく先が長いので無理をせずに自分のペースでってことを教えていただきました。

この道も半年前までは、線路の枕木だけで歩きにくかったらしいが板がしっかり敷かれるようになったのでめちゃくちゃ歩きやすくなったそうです。これだけでも30分ぐらいは時間差があるみたいでタイミングよかった。

川を渡る橋なんかは両端に何も手すりがないので慎重に。

人気観光地なのと道幅はそれほど広くないことから渋滞することもしばしば。
早い人が来たら早めにどいて譲り合いが必要ですね。

屋久杉と共にの石碑

ところどころに休憩所があります。


小杉谷休憩所で小休憩。


小杉谷小学校跡もあります。
こんなところに小学校、、、


建物はありませんが門だけ。
少し寂しい気分になりますよね。


ここからいよいよ世界自然遺産地域にはいります。
むしろ今までは違ったんや、、、

こんな立派なトイレもあります、、、ニオイはなかなかのもんですが。


ここまではほぼ勾配もなくって、平坦なトロッコ道なので距離はあってもそれほどしんどくはありません。ここから最後の3キロぐらいが登りなので気合入れて上ります。

屋久杉では、縄文杉が有名すぎますが、他にも迫力のある杉がたくさんあります。

 

大王杉


樹高 24.7m
胸高周囲 11.1m
樹齢 3,000年

縄文杉が発見されるまでは、屋久島で最大の屋久杉と言われていた。
確かにそびえ立っており、凄い迫力。

 

夫婦杉


樹高 妻25.5m 夫22.9m
胸高周囲 妻5.8m 夫10.9m
樹齢 妻2,000年 夫1,500年

2本の巨木が10m程の高さで枝がつながっている、名前の通りの屋久杉です。

 

翁杉


樹高 23.7m
胸高周囲 12.6m
樹齢2,000年

縄文杉に次ぐ太さの屋久杉であったが、上部の重さに耐え切れず倒壊して、今は切り株のみです。

 

三代杉


樹高 38.4m
胸高周囲 4.4m
樹齢500年

1代目が約2,000年で倒れ、倒木更新した2代目が約1,000年で伐採され、その上に切り株更新した3代目は樹齢数100年、3,100年の間に3代に渡って更新しています。


他にもくぐり杉や

あとマグロ頭って倒木はインパクトあります。

縄文杉と並ぶ人気スポット ウィルソン株のハート


へとへとで歩いていると目の前に現れる大きな切り株。

これが噂に聞くウィルソン株。

ウィルソン株
胸高周囲 13.8m(切株)
樹齢(3,000)年

400年前に伐採された屋久杉で、一番古い切り株といわれている。


中は空洞になっており、多くの人が入れるくらい広い空間が広がっています。

中には祠(ほこら)があり、水も湧き出ています。

普通に上を見るとこんな感じですが

とある箇所から撮影するとハートに見えます(少しいびつですが)

撮影スポットは、入って右手の凹みからしゃがんで上を撮影するとハートの形になります!意外と見つけるの苦労しましたが、人気なので常に誰かが撮影しているので聞いてみれば良いと思います。

そして念願の縄文杉に到着

そして、縄文杉の看板が見え

やっと到着しました。

南側展望デッキと北側展望デッキがあり、ガイドさんより南側展望デッキからの方が良く見えると案内してもらいました。

そして対面~!!!!!

写真やテレビでよく見る屋久杉。

幹は太いが樹高はそれほどではなく、どっしりとしており、迫力あって神々しいたたずまい。

めっちゃ感動♪

歩いてきた達成感もあって体が熱くなりました!!!

ここに来れたことを最高に幸せに思います。

1年を通して多くの人が縄文杉を見に行きたい気持ちが分かる気がします。

縄文杉
樹高 25.3m
胸高周囲 16.4m
樹齢 2,000年代~7,200年

5月以降は人が多くって、道も渋滞し、展望台から縄文杉を見るだけでも30分ぐらい並ばないといけないって聞いていたんで、4月のこの時期に来れたのは良かったなぁ。、
並ぶどころか展望台に数人しかいないのでゆっくり見ることが出来ました。

縄文杉周辺では食事するスペースがないので、少し戻って、ウッドデッキのような座れるスペースがあります。

島むすびのお弁当をいただきます。

※同じお店で朝食と昼食をお願いしておきました。

朝食と比べると2段の豪華弁当です。

しっかり歩いてきたので、揚げ物などこってりしたものがめちゃくちゃうまい!!

味付けも濃い目で、、、、おにぎりも3個でボリュームあります。

ガイドさんが熱々の味噌汁もだしていただき生き返りました。

来た道を延々と帰る

目標達成をした帰りは足取りも早い。
行きに見れなかった自然をしっかり見て帰ります。


やっぱり感じるのが月に35日雨が降る?と言われている屋久島は苔がしっかり育ち、みずみずしく幻想的な雰囲気です。


もちろん縄文杉や大王杉などの迫力も凄いが、他の杉も生命力が豊かでどれをとっても絵になります。

顔みたいになっていたり、

枝が複雑に生えていたり

椅子みたいな形してたり

苔むすの森みたいやったり

また、川、植物、岩、湧き水、倒れた屋久杉などどれをとっても素晴らしい光景でまったく飽きません。

水が勢い良く流れ

この洞窟を越えたらいよいよ荒川登山口です。

到着~

道のりは長かったですが、足取りも軽くって無事戻ってくることができました。

はぁ~いい天気です!!!

達成感がハンパない!!

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