西表島は日本の南に位置する亜熱帯の島で、とにかく自然がいっぱい。
というか自然しかない、、、気候ならではの動植物が独自の進化をとげている固有種が魅力の島です。
この日はめちゃくちゃ日差しも強くって、30度近い気温で汗ばむところか汗だく。
4月とは思えん天候ですよ。
いろんなマリンアクティビティが出来そうですが、残念ながらこの日には何も予定をしておらず。
そんな西表島の観光で一番メジャーかと思われる観光スポットと言えば由布島じゃないでしょうか。
実は名前は知ってましたが、水牛に乗って海を渡れるっていう手段だけで、島の中に何があるかは全然知らなかった。
ということで、観光に行ってきました。
西表島の道路って分かりやすくって、中心部はほぼほぼが森になっており、立ち入ることが出来ず、海沿いを走るメイン道路でほぼほぼ事足りるんです。
由布島に行くには案内看板があれば曲がれば到着です。
駐車場は未舗装でだだっ広い感じです。
朝一にやってきたのでお客さんの数はまばらです。
目次
- 1 由布島とは
- 2 水牛車に乗るには旅人の駅由布島で
- 3 水牛車で由布島へ渡る
- 4 由布島観光開始
- 5 西表特有の生物や植物が楽しめるマングローブ林観察遊歩道
- 6 さすが観光地だけあってレストラン&売店も充実してます
- 7 旧井戸跡ってこんな島でも水が出るんです
- 8 小中学校の跡地は旧校門跡だけしか残っていません
- 9 貝の館は閉館中
- 10 暑い日には由布島茶屋のジェラートがオススメ
- 11 マンタの浜からは多くの島が見渡せる
- 12 バナナ園か分からないバナナ園
- 13 木陰にある子供の広場
- 14 少し暑いがキレイな花々が咲くブーゲンビレアガーデン
- 15 黄金のサナギと大型の蝶が見れる蝶々園
- 16 水牛の池には気持ち良さそうに休んでいる水牛
- 17 水牛車待合所でワンドリンクサービスが嬉しい
- 18 水牛車で西表島へ戻る
- 19 終わりに
由布島とは
由布島は西表島・与那良川から流れ出た砂の堆積でできたそうで、島の周囲約2.1キロメートル、海抜1.5メートルというとても小さな島です。砂州を方言で「ユブ」といい、島名の由来になっています。
農業者などが移住して、人口が増加していまして小学校・中学校、公民館などもあって賑わってたが、昭和44年に、エルシー台風(台風11号)が由布島を直撃、甚大な被害を受けたことで、多くの住民が対岸の西表島に移住したという悲しい歴史があります。
西表島から由布島の間は400メートル程度で、遠浅の地形なので満潮時でも1メートルしかならないので、観光用の移動手段として水牛車が利用され、観光名物になっています。
由布島の水牛は、もともと台湾からやってきたつがいが繁殖して、現在の約40頭という数になったとのこと。
島全体が亜熱帯の樹木や花々が植えられている植物園になっていて、レストランやパーラー、売店もあり、ゆっくりくつろぐことができます。
縦長の島が由布島です。
ゆったり、ゆっくり、由布島へ。
なんて素敵なキャッチフレーズなんでしょ。
水牛車に乗るには旅人の駅由布島で
駐車場から道路をはさんで、旅人の駅由布島という建物があります。
旅人の駅由布島の中にある自動販売機で由布島入園料+水牛乗車料のチケットを購入します。
水牛車の乗車時間はきっちりチェック。
目の前で出てしまっても、15分~30分程度の周期で発車しているので、それほど待ち時間もなくって、予約もする必要性もありません。
徒歩・入園料って何かと思ったら、干潮になると浅くなるので歩いても渡れるんですって。
手首に遊園地のフリーパスのリストバンドを巻いてもらいます。
往復水牛車・入園料 | 徒歩・入園料 | |
大人(中学生以上) | 1,720円(税込) | 600円(税込) |
子供(小学生) | 860円(税込) | 300円(税込) |
幼児(小学生未満) | 無料 | 無料 |
旅人の駅由布島には、少しお土産スペースがあります。
水牛のぬいぐるみが凄くかわいい。
旅人の駅由布島は、西表島の施設とは思えんスタイリッシュな雰囲気。
ここだけはしっかりエアコンが効いており、快適~。
横にある立派なトイレも沖縄感があって良いですよね
休憩スペースで、休憩してても良いのですが、せっかくやってきた西表島の雰囲気を味わいたいので、水牛車乗り場へ向かいます。
住所 | 沖縄県西表島竹富町古見689 |
---|---|
電話番号 | 0980-85-5470 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休(台風などは問い合わせ) |
サイト | http://www.yubujima.com |
水牛車で由布島へ渡る
水牛島入口のモニュメントは定番の撮影スポット!
とぼけたような水牛がかわいいですね。
口蹄疫予防の為に、靴の裏を消毒して水牛乗り場へ向かいます。
左手にある屋根付きのベンチで水牛に乗るのを待ちます。
ずらーっと並ぶ水牛車は圧巻です。
目の前にある海と対岸に見える由布島をみてるだけでワクワクします。
のそっと目の前にやってきた、水牛はとにかくツノがでかくって、めちゃくちゃ迫力あるなぁ。
こんな風貌ですがめちゃくちゃ大人しくってのんびり歩いているように見えます。
さて、さっそく個々のグループで人数を聞かれバランスよく水牛車へ配車していきます。
みんな一番前に座りたいんですが、この水牛車って車輪が2個なので前後でバランスよく座らないと、席が平行にならなかったり、水牛に負担がかかってしまったりがあるのでその辺を調整します。
それでは出発!!!!
いざ由布島へ。
強面のおじさんの軽快な話術が楽しい。
今回引っ張ってくれる水牛は「ゆきの」ちゃん、そして案内してくれるのは「ひろみ」ちゃんです!!
自分たちが乗っているのは見えんけど、一斉に水牛車が発車するので、隣の水牛車を見ることが出来るのが嬉しい。
海の真ん中を歩いている光景はめちゃくちゃ絶景でカッコいいなぁ。
満潮になるとこの水牛車の足元まで海水がくることもあるので、足を上げてってこともあるんですって。
水牛とおじさんはセットで水牛が休みの日におじさんも休むってシステムなんですって。
となりの、水牛車のおじさんは三味線弾いてムードを高めてくれます。
だいたい乗車時間は15分程度で、気持ちよい潮風を浴びながら、のんびり揺られていると時間がゆっくり流れてめちゃくちゃ気持ちいい~。
できることならもっと長い時間のっていたな~って思った時には到着です。
秘境西表島から秘境由布島へやってきた。
この非日常感がめっちゃ好き!!
由布島観光開始
島に到着すると最初だけと由布島内を案内をしてくれます。
亜熱帯特有の植物が生えており、なんとも南国にやってきた感がありますよね。
緑が美しくって、ちょっとやそっとじゃ枯れていかなさそうな生命力を感じます。
由布島の水牛は始祖である、大五郎と花子の孫世代と曾孫世代が中心となって水牛車を引いています。
その水牛之碑がここにあります。
別に不運の死を遂げたとかじゃなくって、幸せに暮らしていたそうです。
観光地どこでもある記念写真の撮影です!!
モデル水牛と一緒に撮影してもらえ、写真は記念には欲しいのですが、やっぱり高価で貧乏旅行なので購入はよっぽど良い写真じゃなければしません。
モデル水牛はさすが、慣れているので完璧の表情!!
まぁ、うちの子供等がええ顔あまりせんので、案の定目をつぶってました。
買わなくてごめんなさい~。
この周辺にはいろんな記念撮影スポットが充実。
子供らは嫌がるなら無理やりなので全然笑ってないどころか怒っとる。
後は亜熱帯特有の植物たち、、、名前も分からんので写真だけ。
西表特有の生物や植物が楽しめるマングローブ林観察遊歩道
草木のトンネルを抜けていくとマングローブ林観察遊歩道があります。
うっそうと茂った背の高い草が覆うように生えており、このうちわのような草って現実にあるんですね。
遊歩道はちゃんと整備されているので歩きやすくなっています。
歩いて抜けていくと水ゾーンが見えてきます。
もぉ気持ち悪いぐらい一面にヤドカリみたいな、キバウミニナという生物がおり見たくもないレベル。
他にはミナミトビハゼなんかもおりました。
潮も引いているのでマングローブの森が目の前で楽しめ、根っこが砂浜から顔を出しています。
汽水域ってイメージがありましたが、海水だけでも成長するんですね。
それにしても天気最高で、潮が引いたのと青空が抜群の景色です。
さすが観光地だけあってレストラン&売店も充実してます
由布島の中心ぐらいにあるレストラン&売店。
特に店の名前はないようですが、中ではレストランもあり結構なキャパがあり団体客を迎え入れています。
郷土料理から軽食まで揃うので由布島にやってきて、お昼も食べつつのんびり過ごすのもありですね。
西表島ってそれほどお土産を買うお店が少ない中で、めちゃくちゃ充実!!!
水牛のぬいぐるみもいろいろ、イリオモテヤマネコを子供が買ってました。
由布島オリジナルグッズでTシャツ
バッグやくつしたなど。
ジュース類や酒類もこんなにあります。
この小さな由布島だけでもこの品揃え。
お菓子系も西表島のものの種類が充実しており、購入しましたが持って帰るのが大変や。
昔の由布島の白黒の写真はなんか見えてるだけでグッとくるものがある。
今でこそ観光地化されているけど、この頃は本当に開拓途中って雰囲気やなぁ。
旧井戸跡ってこんな島でも水が出るんです
何で井戸が観光として紹介されているのかな?
って思っていたら、海抜1.5メートルで周囲約2.1キロメートルの小さな島にもかかわらず、1メートルぐらい地面を掘ると真水が出てくるんだそうです。
今では水道も引かれてますが、最初の頃は海に囲まれた島で、真水がないと生活も出来んし、本当に貴重な井戸やったんでしょうね。
小中学校の跡地は旧校門跡だけしか残っていません
由布島には以前は小中学校があったのですが今では校門だけが残っています。
昭和23年に開校したが、台風被害などもあり昭和45年には閉校したんです。
裏手にこのような立ち入り禁止の建物があったが説明から見ると違うのかな??
貝の館は閉館中
西表島の近隣で採れるめずらしい貝の貝殻を展示している施設ですが。
建物はありましたが修繕中で閉鎖されておりました。
残念。
暑い日には由布島茶屋のジェラートがオススメ
小さい島とはいえ、歩いてまわるとそこそこの距離を歩くことになり、夏日で体がまだまだ慣れていない中で、冷たいものが食べたくなってきます。
そんな中、由布島で人気の手作りジェラートとケーキ、コーヒーが楽しめるちょっとオシャレな由布島茶屋があります。
テイクアウト専門店で、お店の前には数席の食べれるテーブル、ベンチ等があります。
種類は数種類で、地元産の材料にこだわったものがあります。
濃厚なジェラートですが後味すっきり、生き返った気分。
由布島の由布島茶屋で食べられる地元産食材を使ったジェラートは濃厚で絶品
詳しくはこちらの記事をご覧ください
マンタの浜からは多くの島が見渡せる
由布島茶屋からすぐ海に抜けるとマンタの浜です。
由布島随一の撮影スポットのマンタ
そしてジンベイザメかな?
ヒレが折れてますよ。
浜からは小浜島、嘉弥真島、石垣島、黒島、新城島などを一望できます。
見ていると渡ってみたいなぁ~って思ってしまう。
キレイな浜で景観もよく、座れそうな石が並んでいるので座ってジェラート食べたり、ぼーっと座って海を見ながら過ごすのも良いなぁ。
小浜島との間にあるヨナラ水道はマンタの通り道で「マンタウェイ」とも呼ばダイビングでも人気なんだそうです。めちゃめちゃ潜ってみたいなぁ。
南国風の実がなってます!!
なんかあれって不味いって良く聞くけど絵になるよなぁ。
バナナ園か分からないバナナ園
ポップなバナナ園の看板。
惹かれてどんなもんかとバナナの木のようなものが茂った中へ
大きな植物に取り囲まれ、この奥に行くと虫がいっぱいいそうな気がして躊躇する。
バナナらしきものは発見できず。
少なくともバナナ園ではありませんでしたよ。
木陰にある子供の広場
少し開けたところに遊具のある子供広場があります。
ただし亜熱帯の気候もあってか、木材などは傷んでいるか分かりませんが変色してます。
木陰になっているので、過ごしやすくはありますね。
人間ロープウェー、ブランコ、滑り台などがあります。
どうしても子供等は景色などの観光に飽きてくるので遊ばせておくのも良いかも。
少し暑いがキレイな花々が咲くブーゲンビレアガーデン
目の前に現れたビニールハウスがブーゲンビレアガーデンです。
一応、観光でまわってくる中では由布島の一番北になります。
早速、中に入るとただでさえ暑い日なんですが、更にもわっとした空気になります。
色鮮やかな赤や紫や黄色などのブーゲンビレアガーデンが咲き渡っております。
キレイな花ですね。
流木で作ったであろう水牛のクオリティには感心します。
黄金のサナギと大型の蝶が見れる蝶々園
入り口の門を見つけたので行ってみることにします。
少し歩いていくとここにも大型のビニールハウスがあり中に入ります。
中には多くの木や花が育っており、多くの大きいサイズの蝶が飛んだり蜜を吸ったりしています。
オオゴマダラという日本最大級の蝶なんだそうです。
一番奥まで行くと黄金のサナギはここにありますとの看板。
まぁ大げさかなぁと思って見ると思いっきり黄金?!
自然界でこんな色ってあるんやなぁ。
これは必見ですよ。
他にはミッキーマウスツリーの紹介。
名前の通りミッキーマウスに似ているからこのように呼ばれるとのこと。
写真のような配置なら分からんこともないが
これや
これは
ちょっと違うかなぁ。
実は蝶って苦手です、、、動きが読めんので。
水牛の池には気持ち良さそうに休んでいる水牛
由布島で一番見ておきたかったのがこの水牛の池。
めっちゃ良い光景ですね。
休みの水牛はここでくつろいで過ごすそうで、水牛という名前の通り、お風呂の中のように入っているんです。
この気持ち良さそうな表情~目を閉じて幸せそうですね。
時間の流れがここだけ更にゆっくりに感じます。
人間と共存して一緒に暮らして幸せなんでしょうね。
子供に水牛もいて、これから大人になって、またこのビジネスを引き継いでいくんでしょうね。
写真とかで見るものよりは頭数が少なめなのかなって感じました。
もぉ1つ池がありました。
水牛車待合所でワンドリンクサービスが嬉しい
由布島見学が終わったら、入り口にあった水牛車待合所へ戻ります。
こちらは広々した空間で、ソファーで休むことも出来るし、お土産も販売、ドリンクやフルーツなんかも販売されており休憩することが出来ます。
手首に巻いたパスポートを見せればワンドリンク無料でいただけます。
この日はパイン&シークァーサージュース。
しっかり冷えて、程よい甘味とスッキリした後味が抜群のジュースでした。
喉乾いていたのでうまい。
プリクラのキャッチの「日本最南端のプリ機」に惹かれる。
考えてみたらこんなのって絶対西表島にはないんで最先端やなぁ。
水牛の帽子があったり、ハワイっぽい花輪もありますよ。
ピカリャ~というゆるきゃらも。
あと、由布島の水牛は始祖である、大五郎の角は大切に展示されています。
このような水牛家系図も興味深い。
水牛車で西表島へ戻る
時間も来てタイミングを見て出発します。
帰りは30分ごとの出発なので時間に余裕をもって行動してください。
間に合えばのせてもらえますが、乗り場には10分ぐらい前にはいると安心ですね。
出発準備している水牛車が並んでおります。
エサをもらってエネルギー補給している水牛もいます。
帰りは我が家だけで貸切発車。
大人は体重重いので後ろに座ってってことになりました。
すると????
前から海の中を歩いてきた女性!?
まぁ深さを見ると数センチで長靴でも大丈夫なんですね。
と思いきや後ろからはトラックが~
なんか現実的に戻ってシュールな雰囲気に笑えてきましたよ。
前からも由布島へ水牛車出発
前からも水牛車が数台やってきて海・山バックで絵になるわぁ。
そんなこんなで西表島に到着。
めっちゃ楽しい由布島観光でした。
観光バスがいっぱい。
あ、、、この日暑い日やったんですが、チョコレートが溶けないように車の下に放置してありました。
絶対溶けるやん?!
余談でした。
終わりに
西表島に行ったら絶対に行っておいて欲しいのは由布島です。
水牛に乗る、それで海を渡る、そんな体験って出来るところは限られていますし、時間に追われて過ごしている方には是非ともこの空気感を感じてもらいたいなって思います。
由布島ないも観光ヶ所が充実しており、半日ぐらいかけてまわると良いですね。
午後にかけて観光バスなどいっぱいで団体客が多かったので、快適に観光するなら午前中がおすすめです。
由布島の方の接客って面白くって、観光業に携わられているだけあったいい感じでしたよ。
ちょっとした景色が絵になりますね。