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【紀北町】奇跡の清流銚子川からサーフ出艇と天然シャワーとサメの背びれシーカヤックツーリング

お盆直撃の台風。
梅雨時期があまりに長すぎて、ほかにもなかなか予定が組めず、令和元年(2019年)8月17日(土)に、久しぶりに【オヤジ達の夏休み 第3弾】シーカヤックキャンプに参加させてもらいました。

第3弾ですが、僕は1回目で先週、先々週と毎週キャンプをされているそうで、遊びすぎですね(笑)
ただし、僕は夜から仕事?があった為に、日帰り参加させていただきました。

1時間ほど寝坊して、適当に荷物を詰め込んで出発。
下道で行く予定が、全て高速ルートで向かい、ギリギリ間に合わずすみません。

本日のルートは銚子川から出艇して、陸地沿いの天然シャワーを楽しみつつ、割亀島をまわって尾鷲湾を渡って元須賀利の浜に向かいます。

出艇場所は銚子川の河原から

出艇地は、国道42号線を尾鷲方面に走り、銚子川の橋を越えてすぐ左折し、すぐを河原におりていく道があるので、そこを降りていくと河原になっています。

少し上流に行くと、程よい水深で多くの人が遊んでいますが、こっちは、遊ぶスペースなどは少ないので、それほど人もいません。

駐車スペースも小さな岩はガンガンありますが、普通に車で入ってこれるしかなり広いスペースになっているので問題ありませんし、少しだけ舗装された駐車スペースもあるので気になる場合はそちらを利用するといいと思いますよ。

ありがたいのは、車から川までの距離で、目の前にあるんで便利なんです。

到着した頃には、皆さんほぼ準備完了されています。

キャンプも何もしないので、準備は簡単。
ささっと準備。

数日前に台風が来たとは思えないこの銚子川。

少しだけ濁っていましたが、奇跡の清流に間違えありませんね~。

光が入るとキラキラ光ってますよ。

8時過ぎ・・・・準備しているだけで汗だくと疲労がやってくるので、早速in。
さすがに川の水は冷たくって気持ちよすぎです♪
10分程度浸かって、体のクールダウン。
ずーっと入っていられる。

さてさて!
カヤックを下ろすのも岩がスロープみたいになっているので非常に便利。

良い出艇場所なんですが、実は少しだけ問題があるんです。

銚子川を下って恐怖の河口

出艇準備完了。
目の前にあるのは、JRの橋でその向こうは海なんです。

波もなく出艇できるし、そのまま海に出て行くことができるんです。
満潮から2時間ぐらいなんで、水量も十分で川の流れでゆったり漕ぎ始め~、2ヶ月ぶりぐらいに漕いでいますが、めちゃくちゃ太ももあたりがキツくなってる感なく、、、もしかして太ったのかなぁ?

そんなことをしているうちに河口付近にやってきましたが、、、、
けたたましいザーザーという音が聞こえ始め、出口付近はかなりの白波~(汗)
手前に釣り人が多数、、、ここで沈は恥ずかしいし、命の危機があるかも?

ん????

ん????

熊野クラスの大波が流れ込み、、、、サーフィンできるレベルじゃない?
多分、越えるのは出来ん、無理なレベルかなぁ。
引き返すかなぁ~と思いきや、皆さん漕ぎが早くなって突入!?

遅れを取れんと漕ぎ進んでいくと、大きな波が次々とやってくる。
カヤックは上を向いて飛んだかと思ったら、下に向かって落ちるを繰り返す感覚。
これで、前からくる波が割れてきたらアウトかなぁ~。
顔に数発喰らいつつ。

なんとか、波の厳しいエリアを突破すると今までが嘘のように、穏やかな海に漕ぎ出せました~。

めっちゃ久しぶりで暑いけど気持ちよいなぁ。

岩場で楽しめる天然のシャワー

銚子川から湾内にでて、すぐ南方面へ進むと岩場があります。

大小いろんな穴がありますが、入っていけるところは少ないみたい。
でも、台風で大雨が降った影響もあり、ところどころに山から水が落ちてきており天然のシャワーが楽しめるんです。
大きな洞門の中には、湧き水がシャワーのように流れてきています。
暑い日に、真水を頭からかぶれるのはめっちゃ気持ちいい。
みんな順番に浴びにいきます(笑)

ここにもある。
ここにもある。

ってな感じで浴びれるところは全部!!
二本のシャワーと絶壁がなんとも大迫力。

少量の水に見えますが、頭からかぶるとなかなかの水量ですよ。

結構、高さもあるところから降ってくるんで衝撃もそこそこ。

銚子川から出てすぐにこんな楽しいシャワースポットがあるとは知らんかったなぁ。
これはリピート決定♪
ただ、河口の波が怖すぎるけども。

恐怖の尾鷲湾

シャワーをひととおり堪能して、いよいよ湾を渡ります。右手に尾鷲市の火力発電所の煙突を見て、割亀島をまわって進んでいきます。

ちょっと亀っぽいビジュアルの小さな島ですね。

あと軍艦みたいな島?岩?もあります。

結構圧迫感があって迫力ありますね~。

少しづつうねりが入ってきますが、銚子川河口の大波を体験してしまったので、まぁまぁ余裕で漕ぎ進めます~。

目の前にある岬を越えて更に奥に進んでいきます。

が・・・・・

「サメ~」

の声?!?!

横を向くと、サメの特徴的な背びれが20メートルほど向こうをすーっと通っていきました。
後ろからやってこないかとビクビクしてましたが、特に何もなくって安心。
小さいシュモクザメだそうなんで、そんなに人を襲わないとのことですが、やっぱり怖い。
頭によぎったのは完全にジョーズのサメでした。

でも、シーカヤックをやってきて10年ぐらい。
いよいよ、海でサメに出会ってしまった。
その時がシーカヤックをやめるタイミングとも思いつつ、少しラッキーとさえ思ってしまう。
多分、知床半島カヤックで、野生の熊を見てみたいって感覚と一緒かなぁ。
一生忘れられない出来事となりました。
自分で書いた【人生でやりたいこと・達成したいこと】にもあげてました(汗)

https://www.nakasete.com/jinsei-100/

更に漕ぎ進み、尾南曽鼻というところを越えると、一気に海が豹変します。

岸壁からの返し波で、三角波が発生し、常に集中してパドルを入れないとバランスを崩してしまいそう。
周囲の波の状態に集中する為に、黙々と漕ぎ続ける時間が続く。


1km程度だったみたいなんですが、めちゃくちゃ長く感じたよ。

動画は落ち着いてからのものです、、、、必死の時はパドルから手をはなせません。
お昼の目的地の元須賀利の浜が見えてきて、ホッとしたなぁ。

無事に上陸しました。

体力より気が疲れたかなぁ。

元須賀利の浜で本日の手抜きランチ

夏場のカヤックツーリングは暑さとの戦い。
何も準備してこなかったんですが、タープに入れていただきました。


程よく風も入ってめちゃくちゃ快適です。

2リットルの水を凍らせてくるのが定番♪

これが一番安くってうまいよなぁ。保冷材代わりにもなるので便利なんです。
そして、昼食は、コンビニのまぜそば。

紀北町に来た時の定番のお昼の万両寿しのサンマ寿しが買えずショックすぎる。

https://www.nakasete.com/kihokutyo-manryousushi/

まぁ、これはこれでうまいんですがね。

ズルズルっと冷えているので喉越しが良い。

外で食べるとなんておいしいのかな。

この周辺にはキレイな魚たちがいるってことでシュノーケリングセットを持ってきましたが、打ち寄せる波が強くって、下手したら事故になってしまいそうなんで、諦めて。
昼寝です、、、多分1時間ぐらい寝てたんかな?

フナ虫に邪魔された。

帰りもあの三角波の湾を渡る

じっくり休憩して、早速出発。

微妙に波が高くなりだし、目の前にも岩が出てきて、出艇しにくい状態。
波が崩れて、喰らってしまい危なく乗り沈をしてしまいそうでしたがなんとか出艇。

帰りも、ウネリと三角波はのこっていて、必死で漕ぎ進める。
後ろからの波、横からの波という感じで変わってくるので、ヒヤっとすることもありますが、体をそれに合わせて漕ぎ進みます。
ほんの短い時間なんですが、結構長く感じますね。
集中を続かせるのも大変、一気に湾を越えていくと、赤い灯台があります。

小山浦のベストシャワースポット

赤い灯台を越えると、海蝕洞門と呼ばれる小山浦のベストシャワースポットが。

洞門の向こうに自然のシャワーと光が差し込んでいる様子が神々しいですね。

めちゃくちゃ向こう側に行きたいって思ってしまう。
通常時なら洞門をくぐって、左にまわっているそうなんですが、この日は、岩とうねりで戻ってきます。
ここでも順番に楽しんでいきます。

いよいよシャワー!!!

デッキにバタバタっと当たる水滴の音が心地よい!
最後に虹も出てて最高でした♪


噂どおりです。

ここからは、うねりもなくなって快適ツーリング。

もぉ、戻ってきたので名残惜しむかのようにゆったりペース。


灯台が見えてきてもぉ、ここから銚子川河口は近い。

余談ですが、会場釣堀のトイレは洋式ですね~あと下は海ですが。

恐怖の銚子川を溯上

という訳で銚子川河口に到着。
目の前に白波がたって大変なことになってますが、、、、、

そして、波が砕けて大変そう。
行きは波に向かってなので、なんとか越えていけたけど、帰りは後ろから波を喰らうので下手したら、後ろを持ち上げられてしまって、ひっくり返らされることも・・・・。
解決策としては波より早いスピードで漕ぐ(苦)だそうです。

3人が最初にあっさり突破。
波の大きさってその都度全然違って、これっていうベストのタイミングで行かれました!?
出遅れ組でタイミングを合わせて漕ぎ始めると、奇跡的に大きな波が来ずに抜けれましたよ。
ああ。生きた心地がしなかったな。

ここからは少し流れがあるものの漕ぎ進んでいく。

潮も引いてきており、岩が顔を出し始めてガリガリ。

仕方なく降りてカヤックを引っ張ることになりました。

そして、出艇したJRの橋のしたをくぐって到着です。

キャンプに参加したい、後ろ髪を引かれながら帰りました。

まとめ

サメと波とウネリで、僕のカヤック史上最高の刺激のあるツーリングでした。
終わってみたら全てがめちゃくちゃいい経験でオヤジ達の夏休みは楽しい♪
久しぶりだったので程よい距離感ですが、充実度が全然違いますね。

銚子川から出艇すると、カヤック自体を淡水で洗えるので、家で洗う手間が省けますし便利です。
帰りに温泉寄るか悩んでましたが、銚子川なら水浴びて完了!!!
めっちゃ気持ちよい。
そして、カメラで水上と水中を撮影してみたけど、なかなか面白いショットやな。


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