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【西表島】何も知らずに忘勿石(わすれないし)を見て、帰ってきて悲しい歴史があったことを知る

南風見田の浜にはたどり着けず、帰り道に帰り忘勿石の看板を発見。
最初見た時読めなかったというか調べるまで、わすれないしって読めませんでした。
というか、浜の名前も、はいみだのはまとはなかなか読めませんよね。
何かも分からず、看板につられて道をすすんでいくと到着しました。

忘勿石(わすれないし)の詳細情報

忘勿石とは、第2次世界大戦末期、波照間の全島民が軍の命令により南風見田に強制的に疎開させられた場所なんだそうです。
当時一帯は伝染病マラリアの汚染地帯であり、ほぼ全員が疾患、島民の3分の1が命を落としました。
当時、波照間国民学校長の識名信升氏は、この悲惨な体験を忘れるなという思いを込めて「忘勿石 ハテルマ シキナ」と石に刻みました。
1992年、識名氏の遺徳と恒久の平和を願い、南の海上に波照間島がよく見えるところへ碑が建てられ毎年慰霊祭も行われています。

駐車場はびっくりするぐらいの広大な敷地なので駐車できないことはないですが、トイレがないので注意して下さい。

名称 忘勿石(わすれないし)
住所 沖縄県竹富町南風見田の浜
駐車場 数十台(無料)
トイレ なし

岩と海の絶景ビーチと忘勿石(わすれないし)の石碑


駐車場の横から忘勿石入口と書いた石造りの門があり、その奥には暗い森が広がっています。
ちょっと1人で行くには躊躇してしまいそうな雰囲気です。

遊歩道が整備されており、階段をずーっと下っていきます。

まわりは背の高い草木が茂っており、隙間から光が差していて不思議な雰囲気

下の方まで下ってくると大きめの岩に囲まれています。


そして抜けると目の前には岩の隙間から見える絶景のビーチが現れます。
きめ細かいキレイな砂浜の奥のブルーの海は最高ですね。

奥の方にはお風呂のように海に入る外人さん2人がいました~めちゃ暑い日だっただけにうらやましい。
この当たりは、シャワー設備などもないので海水浴場としては穴場なんだそうです。


岩も個性的なものが多くって、絶妙のバランスでたっているものもあり、良い日よけスペースになっています。

ここで写真撮影も良いなぁ。


岩のくぼみに入った小石などが水の力でグルグルまわってすり減らして穴になっています。
あまりにも数が多すぎてみているだけで気持ち悪い。

こちらも同様に大小多くの穴があいており、波のあたる場所のほとんどがなっています。


透き通った水がきれいで、遠浅な地形なので子連れのファミリーには良いと思います。
その反面、サンゴ礁などはあまりなさそうなのでシュノーケリングには不向きに感じました。

一枚岩の岩場は歩きやすくなっています。
砂浜が凄くキレイなんで眺めているだけでも満足できそ。

浜の後ろには忘勿石(わすれないし)の石碑がたっています。

「忘勿石 ハテルマ シキナ」と刻まれており、3メートルぐらいある大きなものでした。

貝やサンゴ、お賽銭などが供えられていました。

おわりに

南風見田の浜って、忘勿石のあるところとつながっており一体がそうなんですね。
砂浜がめちゃくちゃきれいで砂浜と景観は今回の旅行で一番良かったように思います。
ただ、帰ってきてから気づきました。
忘勿石(わすれないし)の石碑の意味を知りました、、、悲しいことがあった地域だったんですね。
本島にしても、座間味島にしても沖縄にはそのような地域が多い気がします。

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