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【越前町】福井県と言えば越前がに。食べることは出来ないので越前がにミュージアムを見てきた

越前町にやってきたら絶対に行くべきスポットは越前がにミュージアム

あまり多くの観光地がある訳ではないので、鉄板中の鉄板の観光地です。
ここに入れば、越前がにについての全てを知ることが出来ますよ。

周辺には道の駅越前やアクティブハウス越前等の観光施設が隣接しています。

まったく余談ですが、越前って今回やってきた海沿いの町が越前町で、1時間程度内陸に入った越前そばが名物の越前市ってのがあるんですね。
全然、知らなかったので一緒の地域かと思っていました。

越前がにとは

多分、かにの中でも最も有名と思われるのが福井県の味覚の王者とも呼ばれる越前がに。
1匹で数万円するものもあるという庶民の口には入らない、、、、漁期にやってきたら食べたかったが夏場なので食べれません。
それ以外の、お金的な理由で食べれるかどうかも謎ですが。

越前がには、福井県で水揚げされたオスのズワイガニのことをいい、メスはセイコガニと読んでいます。
越前がにには、黄色いタグがついてて食のブランドとなっています。

越前がにミュージアムとは

越前がにミュージアムは、名前の通り越前がにをテーマにしたミュージアムです。
ただし、越前がにを食べれる場所ではなくって、あくまでも越前がにについて知ることができる施設。

『蟹、カニ、越前がに!!みる、さわれる、体験できるミュージアム』というキャッチフレーズ。

でも、確か触れなかった気がしましたが・・・・。
越前がにの生態や、近海の魚、漁村の歴史などを知ることができ、メイン展示である陸上から海底までの大ジオラマや海中シアター、体験コーナーなど楽しむことができます。

越前がにミュージアムについて基本的なこと

名称 越前がにミュージアム
住所 福井県丹生郡越前町厨71-324-1
電話番号 0778-37-2626
営業時間 9:00~17:00
休館日 毎週火曜日(ただし、祝日に当たる場合はその翌日)
入場料 大人(中学生以上) 500円
小学生 (3歳以上~小学生) 300円
サイト http://www.mizuya.org/

越前がにミュージアムってどこにあるの(アクセス)

車でのアクセス

北陸自動車道 鯖江インターから約40分
北陸自動車道 敦賀インターから約50分

電車でのアクセス

JR武生駅からタクシーで約35分
※路線バスを使う場合は武生駅で下車
JR鯖江駅からタクシーで約35分
JR福井駅からタクシーで約50分

道の駅越前などの周辺施設も合わせて、駐車場は300台程度あるので問題なく駐車できると思います。

越前がにミュージアムを見学(写真で案内)

それでは、オープンの時間になったので早速越前がにミュージアムの中へ入っていきます。

入り口には巨大な越前ガニが鎮座しており、ベストな撮影スポット。

でも、このサイズのリアルなカニは本音かなり苦手なんですがね。
怖すぎる。
ちゃんと越前ガニの証である黄色いタグが付いてますよ。

そして、越前がにミュージアムには3人(3匹)のキャラクターがいます。

誰が一番年上かわかりませんが、越前かに太郎と越前いか美、越前えび太郎という生物としてまったく違う3人が3兄弟って不思議。

カウンターの左側に、ちょっと気になるものがあったので寄り道。
なんかかにがのっかった越前がにカップ。

ネタのようなカップなんですが、福井県が以前に大相撲九州場所の優勝力士に副賞の越前がにとともに授与してたんですって。
もらったほうが微妙というか、家にあったら邪魔すぎる~。

あと、船御輿。

越前町は漁業が盛んな地域で、大漁祝いや大漁祈願の行事に使われてたんですって。
町の伝統文化としての位置づけがあります。

それでは、入場料を払って展示ゾーンへ。

ちなみに飲食は禁止で写真撮影はオッケーですが、フラッシュは禁止となっています。

あとWifiありますよ。

越前がにミュージアムは3階建てになっており、最初にエレベーターで3階へあがって、そこから展示を見学しながら1階に下りてくるルートになっています。

クラゲ展

越前ガ二を見に来たにも関わらず、最初は期間限定のくらげという不思議。

小さな水槽が並んでおり、さらっと見ていきますよ。

オーソドックスなタコの形をしたタコクラゲ。

サカサクラゲ?!

これがさかさなのか正常なのかも謎。
ミズクラゲは水まんじゅうのように透き通ってる。

カラージュエリーフィッシュは、名前の通りブルーやレッドなど色つきの固体がいます。

アカクラゲは触覚が長くって、見た目きれいですが、毒があります。

放射状の赤い線が特徴です。

ビッグクラブホール

越前がにの仲間たちというカニの標本の展示コーナーがあります。

越前がにの仲間は、カニの中では大型であり、分布範囲も広いので同じ種類でも別の名前がついていることも多いんです。

ズワイガニは、タイセイヨウズワイガニよりも、足が細く長いので地方種として登録されています。


ミゾズワイガニは甲羅の中央をたてに走る溝が他の種より深いことから、ミゾズワイガニという新しい和名がついた。

トゲズワイガニは甲羅にとげのようなものがありますね。

ベニズワイガニは日本周辺に分布しています

オオズワイガニはズワイガニに比べて大型で足が太くて短いんです。

タイセイヨウズワイガニは大西洋のグリーンランド沖で採取された

越前の海(海中ジオラマ)

見所はやっぱり大ジオラマ。
リアルに作られた、漁師町の風景は作りも出のあっても絶景に見える。

薄暗い中で、ポツポツと電気がついてて、船が出港していきます。

海の中のジオラマには、北陸の海の豊富な魚達が表現してあります。

ここから、スロープ状になっており、3階から1階まで下っていくように展示がしてあります。

越前かに網を引き上げる風景

越前かにを卸している風景

越前かにを売りに行く風景

越前のかに漁今昔

ここでは、今と昔のカニ漁に関する展示があります。

当時使われていた道具が並ぶ。

浮きひとつをとっても、木で作られた桶型のものが使われています。

そりゃあ、プラスチック?というかそんな素材なんてなかったんですよね。

こちらは桐で作られた浮き。

その後はガラスやプラスチックに変わってきました。
昔は、竹かごでかにを茹でていましたよ。

ちなみに越前かには、越前町を代表する魚として親しまれてます。

魚?なのかはよく分かりませんが、福井県の県の魚に指定されています。
越前かにの名前も県民からの公募で決定したんですって。
福井県内でのズワイガニの漁獲量は、常に70%を超えており、全国で福井県の漁獲量は10%~15%と一番多いんです。

かに漁は11月初旬~翌年の3月下旬までと期間が定められており、多くの底びき網漁船が出港します。

この時期には越前町に多くのお客さんが訪れるそうですが、高価で食べにいけないってのもありますが、雪なんかも心配でなかなか行けていません。

かに漁は、大正7年に動力船による底びき網漁が行われるようになり、明治には国鉄の汽車ができたことで鮮度の良い越前がにが入るようになった。越前の船は、大正になるまでは木造の和船で漁をしていました。

和船は長い板を使った船体で日本古来の船です。
櫓(ろ)で漕いでたんだそうでとてつもないですね。
漁する体力ないっすね。

現代のかに漁は水深200m~400mにすんでいるずわいがにを底びき網とかに籠を使って行います。

基本的には一緒みたいですね。
冬季は特に海が荒れるので、めちゃくちゃ過酷な環境で行われています。
一瞬で酔う僕では絶対に無理な作業ですよ。

羅針盤は船上で東西南北を知るための機械です。

霧笛は、名前の通り海上が霧で見通しの悪い場合などは鳴らしながら進みます。

「ボー」って音が出るんですって。

底びき網漁で使われてた底綱は太さ5cm、長さは300mになります。

以前は船が漁から帰ってくると、轆轤(ろくろ)と呼ばれる道具を使って、船とロープを結んで、まわすことでロープを巻いて船を引き上げていました。

今では防波堤があるので、機械を使っての引き上げをしています。

ディスプレイもあって、ズワイガニ漁期限について動画が流れています。

北陸、山陰地方のズワイガニの漁獲量は減少していることから、資源保護にも取り組んでいます。

ズワイガニの雌の生息域の一部をブロックで囲って底びき網から守ったり、他の魚が取れる海域でも、ズワイガニが多く生息している海域では漁をしなかったり、水がにや雌がにの漁期を短くしています。

甲羅のサイズで漁獲を規制して、保護しています。

皇太子様にも献上した越前かに。

以前は竹かごに入れて贈答していたんです。

深海300mのパノラマ劇場

1階まで降りてくると深海は暗い雰囲気になっており、越前かにが生息しているところがリアルに紹介されています。

いっぱいいるなぁ~と見てると。

はい。見ての通り作り物のかにです。

かなりリアルなつくりですが、動きが単調なので。

写真撮影しにくかったですが、横にある水槽には黄色いタグがついた越前かにだらけ!!

そういえば生きているの初めて見た気がする~。
この越前かにでも凄いんですが、

それ以上の最高級越前かにが『極』

厳しい条件をクリアしたもので

重量  1.5kg
甲羅  14.5cm
爪幅  3.0cm
漁獲量 400尾/年

残念ながら本物は見れませんでしたが、いつかは・・・・。
食べてみたいなと思いつつ。

ビッグクラブシアター

10mの大きなスクリーンで越前がにの生態やかに漁などを紹介しています。

休憩したいときにちょうどいいかも。

20分おきに上映しているので時間があったら是非見て欲しい。

海遊歩道

水槽がトンネルになっていて全面ブルーはなんとも神秘的な光景です。

いろんな魚が泳いでします。
上にはサメ~。

鯛なんかが一緒にいても食べてしまわないんやな。
トンネルも写真で見るより短いですよ。

クラブハウス

クラブハウスでは、越前かにの生態などめちゃくちゃ詳しく説明してあるんですが、ちょっと割愛。
カニの種類であったり、漁の方法などなどいろいろあります。

カニは栄養価も高くって、万能食材。

なかなか使うことはありませんが、福井県民?ならみんな出来るズワイガニのさばき方。


鉄板はやっぱりゆでがにですよね。


でも、他にもかに刺し、かにしゃぶ、焼きかになど魅力的なメニュー。

食べたすぎる・・・。。

世界のカニが並んでいるのはサイズ・種類共に圧巻。

ちなみに世界最大のカニはタカアシガニですよ。

底ひき網の漁のイメージ。

そして可児コレクションは、愛知県の可児(かに)さんって方がコレクションしていたものを寄贈してくれたそうです。

カニに関わる陶器など変わったものばかり並んでいます。

ふれあい海道

小さな水槽があって、魚やかに、ヒトデなんかを触ることが出来ます。

今の時期はカサゴ、バイ貝、イトマキヒトデ、ヤドカリ、サザエがいます。

半分以上ほぼ動かないから安心。

子供らには、文書や道具を見てるよりもやっぱり体験ですよね。

かに漁チャレンジ

かに漁漁船にのって、かに漁を体験するシュミレーターです。

完全に別室になっており、操作は専用のアクセルレバーと操作レバー、そしてハンドルで行います。

まずは漁場の決定。
そして、網入れ、網あげ、帰港するという流れです。

スタッフの方に教えてもらって行うのですが、海の操作ってワンテンポ軌道が変わるのが遅れてしまうので、なれないと難しいってのはあるのですが、子供がやっててちょっと厳しめな感じ。

狙ったところに向かうのがなかなか難しく、ウネウネっとしたルートになってしまってます。

かにをゲットし帰港。

なかなか厳しい結果となりました。

ちなみに1組で6分と結構かかるので、お客さんが多いと待ち時間長いかも。
あと最大で10人が入ることが出来ます。
操作中の映像は、外にも映っているので顔は緩めないように~。

かにしばい

紙芝居とかにをかけてあります。

その名も「かにとへび」。
もちろん主役はカニ。
真ん中のボタンを押すと話が開始します。
序盤でかなりの突っ込みどころ満載なのと、シュールという意味ではなかなかでしたよ。
時間的には短いので是非どうぞ。
カニの形をしたイスが素敵です。

絵画水族館

大きなプロジェクター(水槽)があって、そこには魚やかになどがいっぱい泳いでます。

そこに自分の色の塗ったかにや魚を泳がせることが出来ます。
備え付けの3兄弟とリアルなかに。1から自分で絵を書くことも出来ますよ。

このスキャナに先ほど色を塗ったのをスタッフの方に読み込んでもらい、動き方を指定したら完了。

自分の絵が映し出されると子供らも喜びますよ。

かにあつめ

子供らが一番盛り上がったのがかにあつめ。

30秒で砂の中に隠れているかにをいくつ捕まえる(踏める)かが、勝負です。
遠めに見ると発見できるのですが、実際にやってみるとなかなか見つけにくくって。
小回りのきく子供らの方がスピードありますね。

めっちゃ汗かいた!!

あと、ごみを踏んで砂浜をキレイにするゲームが交互に出来ます。

売店・レストラン

越前かにミュージアムの出口から直結しています。

駐車場のまん前にあるので、ここだけ目的地にすることも可能です。
時期が時期だけ越前かにはありませんが、ズワイガニが並んでいます。

他にもハマチ

マイカ

あじ

などの鮮魚も揃っています。
越前焼きやお土産も充実している売店です。

2階には、うおいちって海鮮食べ放題のお店も注目です。

シーズンには越前かにの食べ放題もあるようですよ。

関連ランキング:かに | 越前町その他

まとめ

ちょっと時間があったのでいってきましたが、情報も充実してて越前かに一択でこれだけ楽しめれば十分かと思います。特に、見るだけの展示より体験型の展示もあって子供らも思いのほか楽しんでいたように思います。
一緒に行く側としては、もっとじっくり見たかったってこともありますが、家族旅行なら次から次へと進んでいくのでそうなりますよね。
越前町に行ったら是非行くべきですし、是非越前かにが食べれる時期に。

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